大阪市都島区都島本通3-23-7 エコール山田1F
TEL:06-6927-5598 (らくになる-ゴーゴーキューハリ) / FAX:06-6927-5598
 
誰もが知りたい症状

矢印 ≫44 【フットボーラーズアンクル】

医学的には衝突性骨棘ともいわれ、サッカー選手にしばしばみられることからフットボーラーズアンクルとよばれるようになった。足関節内に骨棘が形成され、足関節の前面や内側に痛みや骨隆起がみられるスポーツ障害です。競技年数が多いほど発生頻度が高く、痛みや骨棘の程度差があるものの、ほとんどのプロサッカー選手が持っている職業病である。原因はジャンプやダッシュなどで過度の伸展ストレスが足関節に加わることにより発症し、脛骨下端部と距骨が何度も衝突し摩擦するため、骨軟骨損傷と増殖性の骨変化が生じ、本来ないはずの骨棘が形成されます。その増殖した骨が衝突して障害を起こし痛みを誘発します。症状が重度の際は骨棘の衝突によって足関節の可動域制限や自動運動が不能になることもあります。
この障害は、足関節の捻挫が一因とされています。頻繁に捻挫をすれば外側の靱帯は緩み足関節が不安定性になり、内側の脛骨と距骨が衝突し、骨棘の発生率が高くなり骨棘が形成されます。しかし捻挫をしたときに適切な初期治療とリハビリを行っていれば、足関節の不安定性が発症しにくいため、骨棘ができる可能性は低くなります。特に成長期(軟骨が弱い時期)に損傷した場合は細心な注意をし、的確な治療が必要となります。
治療は保存療法と手術療法があり、保存療法はアイシング、アイスマッサージとテーピングやサポータ等で一週間ほど固定し、疼痛が軽減すれば関節可動域訓練と足関節強化メニューやスポーツリハビリを行い、運動段階を徐々にレベルアップをしていきます。テーピングやサポータ等で固定をすればスポーツは可能なため、保存療法を選択するケースがほとんどである。しかし、足関節の損傷程度がどういった状態か、徒手検査や精密検査などにより正確な判断を要します。骨棘の程度や関節内外の併発損傷の有無、現在おかれている生活環境、日常生活動作レベル、スポーツ種目、スポーツの活動レベルなどを考慮し手術が必要か否かの判断は必要です。
スポーツ種目によっては保存療法ではスポーツ現場に復帰できないケースや、手術選択が必要な場合もまれにあります。したがって、的確な判断を怠ると日常生活動作にも支障をきたしかねません。間違った判断や自己判断はいたずらに治療を長引かすことになりかねません。かならず専門医の指示を守り、適切な治療・指導を受けましょう。

矢印 ページトップへ
大阪市都島区都島本通3-23-7 エコール山田1F
TEL: 06-6927-5598 (らくになる-ゴーゴーキューハリ) / FAX: 06-6927-5598