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アスリート

矢印 ≫22 【科学的トレーニング】

現在の日本のスポーツ競技、昔と違い「科学的トレーニング」という言葉をよく耳にします。
これは専門的な知識を持った人間が集まり、練習の効率化、内容の密度をあげ、
さらには食生活、休養にも目を向け、練習時間の短縮につなげるというシステムが定着しつつあります。

「水を飲むな」「風邪は走ったら治る」という「根性トレーニング」を行う指導者は敬遠され、
短い時間でわかりやすく、内容がすぐに実戦に結びつく「科学的トレーニング」が好まれています。

確かに多くのデータを元に合理的な練習内容を行い良い戦績を収める事は素晴らしいと思っています。
ただ、勘違いされては困る部分も多くあることは間違いありません。
「科学的=楽に勝てる練習」というわけでは決してありません。
基礎的な体力、そして屈強な精神力が伴って初めて成立するものだということを忘れてはいけません。
勝つためには「絶対的な練習量」、苦しい状況に耐えうる「過酷な練習」は必ず必要とされます。
日本のお家芸であるシンクロナイズドスイミングや柔道、今や簡単にメダルの取れない種目となってしまいました。
その裏には各国の練習時間が大幅に増えてきている事実はデータでも証明されているようです。
楽に勝てるスポーツなんて一つもありません。断言できます。

高校ラグビーの練習中に「この練習オーバーワークじゃないですか?」なんて聞かれた事がありますが、 多くの知識が変な形で理解されている現状に少し腹立たしくも思っています。

確かに「アイシングの知識」や「ウェイトトレーニングの知識」、「食事の知識」「怪我や病気の知識」など
非常に役立つ高度な知識は選手として指導者として知っておく事は重要なことだと感じています。
ただ、「楽な練習を求める科学的トレーニング」にならないよう注意し、 勝つためには「裏付けされた絶対的な練習量」が必要不可欠であると知っておく必要があるでしょう。

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