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投球障害肩―野球肩
(とうきゅうしょうがいかた)
投球障害肩―野球肩

 野球に限らず投球動作と非常に似た動作(overhead activity)が行われているスポーツ、たとえばラケット競技、バレーボール、水泳などで起こるすべての肩関節の障害をまとめて、広い意味での投球障害肩ということがいえます。
その中には、腱板障害、上腕二頭筋長頭腱炎、肩関節不安定症などの様々な疾患が含まれていますがここでは、投球動作のみで発生するベンネット障害と、発育期特有の障害であるリトルリーグショルダーについて説明します。
1)ベンネット障害 長年の投球動作の繰り返しによって、特にフォロースルー時に上腕三頭筋の牽引により付着部である肩甲骨臼蓋後下方に、骨棘が生じ、上腕骨頭に当たったり腋窩神経を刺激したりします。症状としてはフォロースルー期の肩の後方に痛み、バックスイング時にゴリっという音がし肩が抜けたようになり数日間痛みが持続することがあります。治療は、安静を基本とし経過によっては手術を考慮します。
2)リトルリーグショルダー 発育期(8歳〜15歳)には骨端線と言う骨の成長を司る軟骨層があり、この間に無理な投球を繰り返すことにより骨端線が離開する障害です。
症状は投球動作による骨端線全周にわたる痛み、肩の全方向の運動により痛みが誘発されます。
治療は、投球を禁止し、アイシング、アイシングマッサージを中心に施術をし、2〜4週ごとに骨の状態を確認し、状態が安定すれば、シャドーピッチング、ネットスロー(ネットに向かいスローイング矯正)、筋力強化など投球動作の修正をし、再発防止につとめる必要があり、投球回数の制限、変化球使用の禁止等、指導者・保護者の協力も不可欠です。



1)ベンネット障害 2)リトルリーグショルダー

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