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誰もが知りたい症状

矢印 ≫36 【ギオン管症候群】

ギオン管は手のひらの小指側で手根骨の中に豆状骨と有鈎骨があり、その間に豆鈎靭帯がアーケード状に形状したトンネルをギオン管といい、このトンネルに尺骨神経が走行しています。このギオン管が様々な原因により圧迫され尺骨神経が麻痺状態になる症候群です。
手をよく使う職業や手をよく使うスポーツマンにしばしばギオン管症候群がみられます。症状としては小指側のシビレ感や知覚の低下、症状が更に進行し悪化すれば小指側の筋萎縮(筋肉がやせて物がつかみにくい状態)もみられます。原因はトンネル内やその周辺の腫瘍(ガングリオン)によるものや外傷による骨折や軟部組織損傷(靭帯損傷など)があります。
治療は安静・固定を主に施行し、軽度の伸張を与えるストレッチング、超音波治療やハリ治療が有効的です。
損傷程度及び活動制限の必要性など、現状の正確な判断が求められます。また、一定期間経過後も症状の憎悪や症状が不変な際は精密検査が必要です。筋力低下や運動障害などが残存する場合は手術選択というケースもあり、損傷状態や現状の把握は必要不可欠です。
的確な判断を怠るとスポーツ活動の長期制限や日常生活動作にも支障をきたすことになります。自己判断や間違った判断はいたずらに治療を長引かすことになりかねません。適切な治療・指導を受け、かならず専門医の受診をしましょう。

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