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誰もが知りたい症状

矢印≫03 【半月板損傷】

半月板とは、大腿骨(ふとももの骨)と脛骨(すねの骨)の間に内側と外側に一枚ずつある軟骨で、上から見ると二つの半月が向かい合った形状で、半月様に見えることからこの名称の由来になっています。
半月板の役割は重要で、スポーツ競技、特にランニング・ダッシュ・ジャンプなど、スポーツ基本動作にて膝が受ける衝撃を吸収します。表面がツルツルしているため、膝の曲げ・伸ばしをスムーズに動作させ、大腿骨と脛骨が脱臼しないように適合を良くする働きをしています。

 半月板損傷(半月板が割れたり切れたりする)の原因は、スポーツ障害・転倒・交通事故など膝を捻ったときに多発します。損傷すると、痛み、腫れ、膝の屈伸障害、まれにロッキング現象(断裂した半月板が関節内で挟まり膝が動かなくなる)や膝崩れ現象(膝から力が抜ける状態)がみられます。アイスマッサージ・アイシング・湿布・電気治療などは痛みを軽減させるのに効果的で、並行し関節可動域訓練も必要になります。また、損傷の程度によってはスポーツ活動が可能であるが、その際、練習時や試合時にはスポーツ活動を可能にさせるためにもテーピングなどは必需となります。

 しかしながら、損傷の程度が重度でロッキング現象(断裂した半月板が関節内で挟まり膝が動かなくなる)や膝崩れ現象(膝から力が抜ける状態)が認められ、日常生活動作に支障をきたす場合は手術の選択は必要不可欠になります。

 膝の損傷程度と現在おかれている生活環境、日常生活動作レベル、スポーツ環境、スポーツの活動レベルなどを考慮し手術が必要か否かの判断は必然となります。全くスポーツ活動を中止し手術が必要な損傷の程度か、スポーツ活動の制限と治療・スポーツリハビリでスポーツ復帰が可能な損傷の程度か、あるいは軽度にスポーツ活動が可能な程度かなど、膝の損傷程度がどういった状態か、正確な判断を要します。
的確な判断を怠るとスポーツ活動の長期間制限を余儀なくされ、日常生活動作にも支障をきたし、手術選択は避けられない状況になりかねません。間違った判断や自己判断はいたずらに治療を長引かすことになりかねません。自己判断は禁物です。かならず専門医の指示を守り、適切な治療・指導を受けましょう。

上方から見た図 正面から見た図
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